あなたはシャンプーの後、ドライヤーで髪を乾かしますか?それとも、自然乾燥派ですか?
ネット検索すると、これについては意見が分かれます。
自然乾燥では、
・雑菌が繁殖する
・髪のキューティクルが傷む
・頭皮の血行が悪化し抜け毛の原因に
等々、AGA, FAGA患者をドキッとさせる記事がヒットします。
中には、「絶対ドライヤーを使うべき」なんて記事もあります。
これって、どう思いますか?
そこで、管理人が自然乾燥とドライヤー乾燥のメリット、デメリットについて情報を整理したいと思います。
Contents
自然乾燥とドライヤーの両方
AGA, FAGA患者は頭髪にナイーブになっていることもあり、薄毛に関して検索することが多々あると思います。管理人ことMr.もその一人ですけど、シャンプー後の髪の乾燥についてはあまり気にしていないのです。
Mr.はこんな感じです。
自然乾燥
Mr.が宵の口(日が暮れてまだ早い時間帯)にシャンプーした時は自然乾燥に任せることが多いです。シャンプーの後、タオルでなるべく髪の水分を取り除くようにはしています。
ドライヤー乾燥
就寝間際にシャワーを浴びてシャンプーした時、タオルで髪の水分を取り除いてからドライヤーで髪を乾かします。
この理由は大きく一つ。
Mr.の髪質は太いため、髪が濡れたままベッドに入ると、翌朝の寝癖がひどいのです。しかも、寝癖を治すのに時間がかかってしまいます。こんな理由があって、ドライヤーを使う時もあります。
トータルでは自然乾燥の割合が多いです。
では、ここで自然乾燥とドライヤー乾燥のメリットとデメリットを書き出してみましょう。
自然乾燥
自然乾燥のメリット
・髪が変性しない
ドライヤーの熱風温度はかなり高く、1,200Wのドライヤーを使用すると髪から20cm離しても70℃ほどあります。髪のキューティクルは熱に弱い性質がありますから、ドライヤー使用時は髪から20cm以上離して時間をかけて乾燥させた方がいいと思います。
この点、自然乾燥であれば髪が変性することはありません。
・頭皮に自然
自然乾燥ならば、頭皮を必要以上に乾燥させることがありませんし、傷めることもありません。
自然乾燥のデメリット
・雑菌の繁殖
シャンプー後、洗い流しが不十分だと頭皮にシャンプー成分が残っています。髪が濡れたままでは、雑菌が残ったシャンプー成分をエサにして増殖することは否定できないでしょう。
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シャンプー後、丁寧にシャンプー成分を洗い流せばいいのではないでしょうか。
・頭皮の血行
髪が濡れたままでは頭皮を冷やしてしまいます。特に、冬場は濡れた髪を触ると、とても冷たく感じます。
頭皮の冷えは血流の悪化、栄養素や酸素の供給が低下しますから懸念点かもしれません。
ドライヤー乾燥
ドライヤー乾燥のメリット
・キューティクル
髪が濡れているとキューティクルが開いている状態です。シャンプー後、早めに髪を乾燥させることで正常な状態に戻すことができます。
・寝癖
ドライヤーで髪を乾燥させることで、翌朝の寝癖直しの必要はありません。
ドライヤー乾燥のデメリット
・髪の変性
先ほど書いた内容の重複になってしまいますけど、ドライヤーの熱風温度は高く、ドライヤーの使い方によっては髪が変性しやすくなります。
・頭皮
ドライヤーの熱風が頭皮に当たると、強制的に乾燥させることになります。適度にドライヤーを使う必要があります。
じゃ、どっち?
自然乾燥とドライヤー乾燥はそれぞれメリットとデメリットがあるわけです。じゃ、どちらの方がより髪と頭皮にいいのか、それが知りたいですよね。
Mr.の独断と偏見で考えてみましょう。
では、1万5千年前の大昔にタイムスリップします。
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Open the door

どこでもドア
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かつて縄文時代の日本人は100%全員、髪を洗った後は自然乾燥でした。
当然です。
かなりタイムスリップしてすいません。ww
そして、奈良時代から平安、鎌倉、江戸、明治、大正時代、そして昭和40年代まで同じです。当時の日本人は「自然乾燥とドライヤー乾燥のどっち?」なんて贅沢な選択肢はありませんでした。
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日本の昭和40年代(TOYOTAコロナ)
昭和40年代まで、日本人の髪は自然乾燥が普通でした。
大正時代まで、薄毛の問題が今ほど深刻化していたのでしょうか?もちろん、男性の薄毛の悩みはあったと思いますけど。
そして、1970年代からドライヤーの普及が始まりました。大雑把に昭和40年代から電気製品の普及と共に各家庭にドライヤーが普及していったのです。
以上、随分昔の話でした。
過剰反応とも
男性と女性は性の違いから、薄毛のメカニズムに違いがあります。男性の薄毛(AGA)の大きな原因はDHTであることが解明されていますし、女性のFAGAはホルモンバランスの変化が薄毛の原因の1つと言われます。
薄毛の原因を1つに限定するのは無理があり、複合的な要素が複雑に絡んでいると考えられています。
女性の無理なダイエットは薄毛になることがありますし。
だからこそ、シャンプー後の髪は「自然乾燥 vs ドライヤー」のどっち?という議論が巻き起こっているのかもしれません。
「シャンプーの後、ドライヤーで髪を乾かさないと頭皮の雑菌が繁殖してヤバイかも!?」なんて脅し的ともとれるネット記事を多く見かけます。
薄毛の原因となる因子に対して、世の中が過剰反応しているような気もします。
自然乾燥を否定できない
地球上には、文明生活とは程遠い生活を送っている人種がいます。
一例として、マサイ族。
テレビでマサイ族を見たことがある人も多いでしょう。YouTubeで検索すれば、いくらでもマサイ族の動画がヒットします。
今となっては、マサイ族の間で携帯電話の普及が進んでいるようです。しかし、マサイ族の生活の場は、ただでさえ電気の普及が遅れているエリア。おそらくマサイ族はドライヤーとは無縁の生活を送っているはずです。
では、マサイ族は薄毛で悩んでいるのでしょうか?
マサイ族のみなさんは薄毛ではなく短髪にしています。
人間の皮膚には多くの常在菌が存在しています。それが普通ですから、免疫機能が正常であれば何ら問題はありません。太古の昔から、人は常在菌と共に生きてきたのです。
むしろ、人間は無菌状態に近い環境の中で生活するほど免疫機能が低下します。除菌すればするほど体の免疫機能が低下するのです。
頭皮のみならず人の皮膚には常在菌が存在しているのは普通のこと。
「シャンプーしたら即ドライヤーで髪を乾燥させないと、菌が大繁殖して頭皮環境が悪化して大変!」
なんて考え方は、なんとも過剰反応だと感じますし、いかがなものかな?と思うのです。
洗浄効果が高いシャンプーで洗髪すると、頭皮の常在菌を無理やり取り除くことになりますから、常在菌と頭皮の関係が崩れてしまってもおかしくありません。また、洗浄効果が強いシャンプーで頭皮の皮脂を取り除くほど、皮脂が更に分泌されてしまうとも言われます。
時代は、汚れや臭いに過敏になりつつあるのは事実。とかく時代は無菌社会へ突き進んでいるような印象を受けます。
テレビでは、消臭スプレーや消臭剤のCMがバンバン流れています。
しかし人間は本来、生活環境の中のあらゆる菌に晒されながら免疫機能を働かせて生きてきました。
日本人が海外のアジア諸国で生水を飲んだら、まず下痢します。しかし、現地の人々は何ともないのは、体が衛生的とは言い難い環境に適合している証です。
髪は体温と風でも乾く
女性はシャンプーやコンディショナー、髪の乾かし方に関して気を使います。
実際、シャンプーしたらタオルで髪を包むように水分を取り除くことで、髪は意外と短時間で乾きます。体は36℃以上の熱を保っているため、頭皮付近の髪は自然にどんどん乾いていきます。
なるべく早く髪を乾かしたいのであれば、扇風機を使用すると短時間で髪が乾きます。(冬は扇風機を使いませんが。)扇風機ならば、ドライヤーのような熱風の問題がありませんから自然ですし、髪質を傷めることもありません。
ちなみに、管理人Mr.は必ずしもドライヤー乾燥を否定するわけではありません。
ただ、髪は自然乾燥の方がより自然ですし、それで困る事があるとは思えないのです。「自然乾燥が薄毛の原因になって禿げる」なんて考え方があるならば、それはチョッとどうだろう?と思うのがMr.の見解です。