AGA治療薬の個人輸入はOK?AGAクリニックで治療を受けるべき?

AGA男性型脱毛症についてネット検索していると、AGA治療薬の個人輸入に関するページがヒットします。

個人輸入とは、海外で流通している医薬品を個人利用の範囲で通販で購入すること。これは合法です。

では、わざわざAGAクリニックに行かなくても、「あれこれと検索してAGA治療薬を個人輸入すればいいのでは?」と考える人がいるかもしれません。Amazonで検索して商品を購入するのと手間は変わりませんし。

何としてもAGA治療薬を個人輸入しようと考えている人は以下、読まないでください。

Contents

素人の個人輸入による治療はやめるべき

AGA治療薬の個人輸入は危険!

AGA治療薬を入手して服用するためには、医師の診断と処方が必要です。

しかし、ネットでAGA治療薬を個人輸入して、個人の範囲内で使用する分には合法です。

以下は厚生労働省のWeb内容(医薬品等の個人輸入)に関する抜粋です。

◆医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器を営業のために輸入するには、薬事法の規定により、厚生労働大臣の承認・許可等が必要です。

◆一般の個人が自分で使用するために輸入(いわゆる個人輸入)する場合(海外から持ち帰る場合を含む。)には、原則として、地方厚生局(厚生労働省の地方支分部局)に必要書類を提出して、営業のための輸入でないことの証明を受ける必要がありますが、以下の範囲内については特例的に、税関の確認を受けたうえで輸入することができます。 当然この場合、輸入者自身が自己の個人的な使用に供することが前提ですので、輸入した医薬品等を、ほかの人へ売ったり、譲ったりすることは認められません。ほかの人の分をまとめて輸入することも認められていません。

○医薬品又は医薬部外品

※日本の薬事法では、養毛剤、浴用剤、ドリンク剤など、人体への作用が緩和なものについて、医薬部外品とみなされる場合もありますが、個人輸入に関しては医薬品と同様の取扱いとなります。

※ 外国では食品(サプリメントを含む。)として販売されている製品であっても、医薬品成分が含まれていたり、医薬品的な効能・効果が標ぼうされていたりするものは、日本では医薬品に該当する場合があります。

●外用剤(毒薬、劇薬及び処方せん薬を除く。): 標準サイズで1品目24個以内

* 外用剤・・・軟膏などの外皮用薬、点眼薬など

* 処方せん薬・・・有効で安全な使用を図るため、医師による処方が必要とされる医薬品

●毒薬、劇薬又は処方せん薬: 用法用量からみて1ヶ月分以内

●上記以外の医薬品・医薬部外品: 用法用量からみて2ヶ月分以内

出典:厚生労働省、医薬品等の個人輸入について

http://www.mhlw.go.jp/topics/0104/tp0401-1.html

日本で海外の医薬品を購入する場合、輸入代行業者を利用します。輸入代行業者は直接、海外の医薬品を販売しているわけではなく、輸入代行の立場です。

ですから、個人の使用の範囲内でAGA治療薬を個人輸入することは、お咎めがありません。また、輸入代行業者も合法です。

なお、個人輸入した医薬品を他人に販売したり譲渡することは違法です。

AGA治療薬の副作用

フィナステリドの副作用

フィナステリドの副作用として非常に稀ながら、肝機能障害が現れることがあります。体のだるさを感じたり肝機能数値が上昇することがあります。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルの副作用として頭皮のかゆみと多毛症です。そもそも高血圧の患者の治療薬がベースとなりミノキシジルが開発されています。血圧が低い方や降圧薬を服用している方がミノキシジルの併用は危険です。

素人判断で何かあっても誰にも相談できない

頭を抱えて悩む男性

AGA治療薬の副作用を理解していない素人が薬を個人輸入して、届いた薬が偽物かもしれません。それは、100%絶対ニセモノではないと断言できる人がいるのでしょうか?

更に、今飲んでいる薬との禁忌(バッティング)問題があります。

そこが個人輸入の難しいところなのです。

そもそも、薬学を学んだ事が無い人は医薬品の素人。

訳が分からないジェネリックを個人輸入するのは、流石にリスクが高すぎると思います。

適切ではない使用方法で副作用が出ても、相談できる相手は誰一人いません。また、この場合は医薬品副作用被害救済制度の適用外。

これは自己責任の世界。

自己責任の認識が甘いと言われる多くの日本人の中で、薬の個人輸入で痛い経験をしている人は1人や2人ではないと思われます。これが原因で、AGA治療から離れてしまう人も中にはいると思います。

AGAクリニックで治療を受けるべき

インターネットとスマホの普及により、あらゆる業界の製品やサービスの価格比較が容易になりました。

しかし、医薬品の使用や医学的な治療を受ける上で、医療機関での相談と安全な治療が第一優先します。

AGAクリニックでは、専門医がAGAの状態を診察することで、医学的な判断ができます。もちろん、AGA治療を受ける上での疑問点を医師に相談できます。

AGAクリニックが処方するプロペシアとミノキシジルは正規な医薬品です。

月に1回、AGAクリニックに通院して血液検査や血圧測定する理由はAGA治療薬は効果がある薬であるからこそ、医療機関で毎月の検査が必要なわけです。

このことからも、安く毛を生やそうと姑息な手段を選ばないで、専門医の第三者のアドバイスを受けて治療を受けることが安全と安心に繋がります。