AGA男性型脱毛症で悩む男性にとって、ぶっちゃけた話、AGA治療の中で一番効果が高く、抜け毛が減って毛が生えてくる方法はどれでしょう?
結論から言いますと、No.1はAGAクリニックが処方する「AGA治療薬」。
何故って?
厚生労働省が認可したAGA治療薬は治験を繰り返して、改善率を公表しているからです。では、それ以外のリアップX5プラス(第1類医薬品)や育毛剤、育毛シャンプーはどの程度の改善率なのでしょう?
Contents
AGA対策
AGA治療薬
AGAクリニックが処方するAGA治療薬の代表として、「プロペシア」と「ミノキシジル」が挙げられます。医療機関でAGA治療を受けたことがあれば、この2つは定番の治療薬。
これらの治療薬の改善率は次のとおりです。
AGA治療薬 | 改善率 |
プロペシア(フィナステリド) | 約60% |
ミノキシジル | 約90% |
プロペシアの作用は「抜け毛予防」、対するミノキシジルは「育毛作用」がある医薬品です。詳細は関連ページにて。
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プロペシアで抜け毛を抑えてミノキシジルで発毛させることで、上記の改善率は考え方によっては凄いと言わざるを得ません。もちろん個人差はありますけど、AGA治療薬による改善率は比較的高いのです。
ただ、医薬品である以上、副作用はゼロではありません。人によって副作用の出方が異なる場合もあります。
リアップX5プラス
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新品価格 |
発毛剤で知名度が高いリアップの中で、真剣に髪を増やしたい男性向きの製品は「リアップX5プラス」。
リアップX5プラスの含有成分はミノキシジル。
そもそもミノキシジルは高血圧患者の血圧降下剤として使用される医薬品ながら、服用者の中に多毛症の副作用が確認されました。
この副作用を逆手に取って、育毛のための医薬品として開発されたのがリアップが誕生した経緯です。医薬品は興味深いものです。
リアップX5プラスの発毛効果
大正製薬のオフィシャルサイトでリアップX5プラスの臨床試験結果が公表されています。
http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/
臨床データによりますと、長期投与試験後の発毛に対する効果として、使用52週(1年)の終了時点では90%以上の方が発毛効果を実感しています。
このことからも、リアップX5プラスで育毛が期待できるかもしれません。もちろん、個人差がありますから、まったく毛が生えてこない人もいます。
ネット上ではリアップX5プラスの評価が様々ですけど、これは自分との相性があります。6ヶ月ほどリアップを使ってみて、効果が感じられなければ見切りをつけることです。
発毛効果が確認できるまでの期間
リアップX5プラスの使用を始めて早ければ3ヶ月ほど、一般的には6ヶ月以上の継続使用で効果が確認できるようです。
具体的な発毛効果
リアップX5プラスの効果、効能は壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防。
リアップX5プラスのパッケージに4つのパターンの脱毛あるいは薄毛に効果があると記載があります。これら4つのハゲ方に共通する点として、頭頂部の薄毛です。
リアップX5プラスを継続使用して、頭頂部の発毛効果は実感しやすい口コミが多数見受けられます。しかし、M字ハゲのような生え際の発毛効果は期待できないようです。
ちなみに、管理人はリアップを継続使用した経験がありますけど、残念ながら効果を感じませんでした。
リアップX5プラスの購入
リアップX5プラスは第1類医薬品ですから医師の処方箋は不要です。
ただ制度上、購入時に薬剤師の確認が必要です。楽天やアマゾンでリアップX5プラスを購入する際、問診票のようなメール内容に返信する必要があります。
【第1類医薬品】
第1類医薬品を販売できるのは、薬剤師が常駐する薬局のみ。薬剤師が購入者に情報確認と提供する義務があります。これは、第1類医薬品は副作用による健康被害が生じる恐れがある医薬品だからです。
【第2類医薬品】
第2類医薬品は薬剤師、または登録販売者が常駐する店舗でのみ販売できる。薬剤師が購入者に対する情報確認と提供は努力義務に留まります。
【第3類医薬品】
第3類医薬品は医薬品ながら、商品説明に関して法的な制限は無い。販売は薬剤師、または登録販売者の管理と指導の下で可能。
育毛剤(医薬部外品)
厚生労働省が育毛剤に医薬部外品として認可しているからには、その育毛剤の効果に期待したくなるのが人情です。
しかし、医薬部外品の多くの育毛剤は改善率を公表していません。何故かは、察すればお分かりいただけると思います。
しかし、自分と相性がいい育毛剤が見つかって、毛が元気になってきた…なんて事が無いわけではありません。それが育毛剤の不思議なところであり、同時に発毛の不思議なところなのです。
まずは6ヶ月間、医薬部外品の育毛剤を使ってみて、効果が感じられなければ見切りを付けるべきでしょう。
育毛剤(その他)
全く育毛効果が認められない育毛剤は医薬部外品として許可されません。
医薬部外品として認可されてない育毛剤はマーケティング上、育毛効果の表現が禁止されています。もちろん、製造メーカーは自社の育毛剤がどのくらい効果があるのかは把握していることでしょう。
それでも、AGAで悩む男性が「その他の育毛剤」を使う理由は、精神的な安定、いわゆる精神安定剤として使用しているケースもあろうかと思います。
育毛シャンプー
楽天で検索すると、「育毛」と名がつくシャンプーが大量にヒットします。育毛シャンプーの販売ページは百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の様相を呈しています。
販売ページでは、薄毛、抜毛、臭い、フケ、痒み、いきいき、強い髪といったコピーが力強く派手に踊っています。
まず結論から言いますと、医療機関が取り扱っている頭皮ケア製品を除いて、一般の育毛シャンプーで発毛を期待しないことです。
育毛シャンプーの使用目的は「頭皮の汚れを清潔にして、頭皮環境を整える」こと。シャンプーは育毛剤ではありません。
もちろん頭皮の皮脂や汚れは、AGAのマイナス要因であってもプラス要因ではありません。シャンプーで頭皮を清潔に保つことは、AGA対策として大切だと思います。ただ、それと育毛とは別の問題なのです。
シャンプーもピンキリの世界。ただ、値段が高いシャンプーは頭皮と髪にいいというわけではありません。
逆に安価なシャンプーの洗浄成分として、高級アルコール系(※)界面活性剤のラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムが代表例です。これらの石油系界面活性剤は洗浄力が強すぎるため、頭皮と髪に対して刺激が強すぎることもあって推奨できかねます。
AGAが気になる人は、一例としてアミノ酸系のような刺激が少ないシャンプーに切り替えた方がいいと思います。
あと、出張や旅行、レジャーで外泊する時は、必ず愛用しているシャンプーの携行を強くおすすめします。
というか、薄毛が気になる人はホテルや旅館の備え付けのシャンプーを絶対に使わないと思いますけど。
「何か私が間違っていますか?」
AGAは関係無く、頭皮と髪のコンディションを考えたら、宿泊先で備え付けのシャンプー類の使用なんて考えられません。
(※)高級アルコール
分子の中の原子数が多いものを高級アルコールと言います。高級品の「高級」とは意味が異なります。
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AGA対策の効果のまとめ
AGA治療薬から育毛シャンプーまであれこれと書いてきましたけど、各AGA対策の効果は以下のように考えて大きく間違いはありません。
AGA治療薬
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リアップX5プラス
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育毛剤(医薬部外品)
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育毛剤(その他)
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育毛シャンプー
抜け毛を抑えて発毛させるには、AGA治療薬の改善効果に勝るAGA対策は他にありません。
もちろん、AGA治療薬とリアップX5プラス(第1類医薬品)は医薬品ですから、副作用はゼロではありません。副作用は個人差がありますし、体質によっては医薬品が合わない可能性もあります。
ガッツリ発毛派
あなたが「ガッツリ発毛派」でしたら、AGAクリニックで医師と相談しながら薬を服用して様子を見ることです。何か気になる事があれば、医師に相談すればいいのです。
副作用心配派
そして、医薬品が心配な「副作用心配派」でしたら、育毛剤(医薬部外品)を選択すればいいと思います。薬を飲みたくないという人も少なくないと思いますので。
もしくは、髪に栄養を与える作戦として育毛サプリの摂取です。
あとは、確実性が高いAGA治療としては自毛植毛。
これは移植の面積によっては費用がかかる施術ながら、自分の後頭部の髪をM字ラインから頭頂部の薄毛部分に植毛する施術。自分の毛を引っ越す施術ですから副作用が無いメリットがあります。
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