医療機関のAGAクリニックの医師は、AGA男性型脱毛症を問診と視診によって診断します。
近年、スマホに代表されるデジタル機器の普及により、一部のクリニックがインターネットを使用して診療するオンラインクリニックをスタートさせています。
これは、スマホやPCによる遠隔診察により、通院の時間と交通費をゼロにできる画期的な診療方法です。
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AGA治療薬
AGAの原因として「5αリダクターゼ」が大きく関係しています。男性ホルモンである「テストステロン」が「5αリダクターゼ」の作用によって「DHT」に変換されてしまうステップが脱毛の原因です。
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つまり、AGA患者を悩ませる「5αリダクターゼ」の働きを薬で抑えることで、抜け毛対策が可能になるわけです。
プロペシア(脱毛の抑制)
プロペシアはフィナステリドという有効成分を含有する代表的なAGA治療薬です。
フィナステリドはAGAは男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」の作用によって「DHT」に変換されて脱毛要因が発生します。
そこで、プロペシアは「5αリダクターゼ」の働きを阻害する効果があるAGA治療薬です。
[副作用]
薬には何らかの副作用があり、これは個人差があります。プロペシアの副作用は性欲減退、精子量の減少、勃起機能の低下が報告されています。服用中に体の変化を感じたら、クリニックの医師に要相談です。
ロゲイン(育毛)
ロゲインは、アメリカのファイザー社が製造する外用のAGA治療薬です。
ロゲインは有効成分として「ミノキシジル」を含み、発毛促進の効果があります。
ミノキシジルは元来、高血圧の患者用の経口薬として開発されました。ところが、これを経口摂取した患者の副作用として発毛効果が判明したのです。その後、AGA治療薬が開発されたのです。
フィンペシア(脱毛の抑制)
「フィンペシア」は、インドの製薬会社がフィナステリドを主成分として開発したAGA治療薬です。
「フィンペシア」はプロペシアのジェネリック医薬品として説明されることがありますけど、「フィンペシア」は厳密にはジェネリック医薬品ではありません。
エフペシア(脱毛の抑制)
「エフペシア」はフィンペシアと同様、インドの製薬会社が開発した医薬品で個人輸入が可能です。
フィンペシアには着色料である「キノリンイエロー」が使用されていました。しかし、この着色料が発がん性物質が含む指摘があり、着色料を使わない薬としてエフペシアが開発されました。
【危険】
海外から薬の個人輸入は可能です。医師の処方箋は不要ですし、厚生労働省は個人の使用の範囲内であれば薬の個人輸入を認めています。
しかし、医薬品の素人が海外の通販で薬を購入するのは、あまりにもリスクが高いです。個人輸入した薬が偽物で効果が無い、あるいは副作用の健康被害等のリスクがあるためおすすめしません。
「個人輸入した薬を飲んで、毛が生えない額や指から毛が生えてきた」
なんて噂もありますし。
ザガーロ
ザガーロは英国の製薬会社「グラクソ・スミスクライン(GSK)」によって開発されたAGA治療薬です。
ザガーロが含む有効成分はデュタステリドという物質。日本では2015年に承認され、2016年6月に販売が開始されました。ザガーロはプロペシアに次いで承認、販売されたAGA治療薬です。
ザガーロはプロペシアより強力な効果が出ることが裏付けられ、臨床試験においても高い効果が得られる結果が出ています。
ザガーロの副作用として中には男性機能の低下が報告され、性欲減退、勃起不全、精液量減少といった生殖系の障害が報告されています。